四季の森忍術道場手裏剣打大会2020!! の段
コロナの影響による悲報があちこちで駆け巡っている。忍者界においてもそれは例外ではなく、各地でさまざまな忍者イベントが中止になってしまったもよう。
昨年、主催が伊賀上野観光協会から日本忍者協議会に移り新たなる幕を開けた「手裏剣打大会」も、やはりその餌食となってしまった。
「今年の手裏剣大会は中止だって!?」
「そんなぁ!もうお終いだぁ!!」
「ウワーン、出たかったよ~」ザワザワ ・・・ シクシク・・・
※ ↑忍者界隈 勝手なイメージ
手裏剣に命を燃やす数多の忍者たちが悲しみに暮れ俯きかけたその時・・・
あの名門道場が声を上げたのである!!!
四季の森忍術道場 手裏剣打大会2020
シャァァーーン!!!
こりゃあ参加するっきゃない!ということで、単身乗り込んで参りました!!
「四季の森忍術道場 手裏剣打大会2020 参戦忍務」
日付:2020年12月6日(日)
場所:四季の森忍術道場
天気:快晴
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壮大な雰囲気の前書きはさておき、とにかく特設サイトにある大会趣旨だけでも読んでいただきたい。
♦コロナ渦にあっても、手裏剣打大会の流れと参加精神を絶やさないで次につなげたい
♦今まで参加出来なかった子供達にも参加の機会を与えたい(小学6年生以上)
♦先が見えない不安な今こそ、手裏剣打ちを通じて心を磨き、人との絆、未来への生きる力とつながる気持ちを大切にしたい
泣ける。
自分は前回の伊賀での大会で打ったのを最後に一枚も打っておらず、とても出場して良いような者ではない(いつもそうなんだけど)・・・今年は見送り、見守ろうかなと思っていたのですが、改めてこの趣旨を読んでみて心を揺さぶられ、お得意の「参加することに意義がある」モードに突入してしまいました。
こんな状況だけど、まさに四季の森忍術道場だからこそ思い至れて、四季の森忍術道場だけが実現できる大会。本当に貴重な機会を作ってくださっている。
なんやかんやで毎年楽しんできたこの忍者的参加型競技イベントに、「今年は行かなかった」という選択をしたら、きっと今後の自分の中の手裏剣大会への関心は大きく削がれることだろう・・・それでいいのか?否!
これは行かねばなるまい!気づいたら申し込んでおりました。迷惑ながら開催前日に。
「記録より記憶」とは本当に良い言葉です。本来は高みを目指すべき大会でありましょうが、どうかお許しを・・・!
もちろん、なぜかたまに確変に入って高得点が取れること※があるので「あわよくばいい点出せないかな、ギヒヒ」というゲス心もありましたが。
※参考:2019年度大会記録
神のイタズラにより予選でたまたま1位通過するも本選2回戦で佐助さんと当たり、まとの木屑と共に散った過去を持つ、「でも先後決めジャンケンでは勝ったから」という謎のマウントを武勇伝のように語り続ける哀忍者、それがしころ
あと、未来有望忍者を次々生み出し、年々好成績者を輩出しまくっている四季の森忍術道場へのジェラシーもありました。
このままでは上位が全部四季の森勢になってしまうではないか!
四季の森への羨望が歪んでしまった忍者たちよ・・・我に力を与えたまえ!
というわけでいそいそと参加しに行ってきました!
(前半のなんかいい感じの動機はどこへ?)
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いざ最寄の中山駅へ!
行きの電車ではしっかりと血反吐を吐くほど手裏剣の練習をする妄想をして過ごしました。
感染症対策で密を避ける取り組みとして、競技時間は完全予約制での開催。ありがたい限りです。
到着!
なんてステキな看板なの!
受付には四季の森のかわゆいくのいちたちが待っていて、
消毒・検温もバッチリ案内してくれました。
(私がいた時間帯での「本日の最高得点」は塗り替えられず、たしか長野からお越しの月影さん180点!スゴイ)
鍛兵衛先生の作品であるカッコイイ手裏剣たちが主に今回の入賞賞品です。
ほしいぞ!
品の素晴らしさもさることながら、注目すべきはこちらのイラスト・・・
なんと柔兵衛先生が描かれたとのこと。ほっこり。かわいすぎるよ!!
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鐵左さんら見知ったお顔の皆様に癒されつつ、和やかな雰囲気の受付を抜けて道場内に入ると、
明るくあたたかくも、ピリっと張り詰める空気。久々の四季の森道場&競技場・・・!
やはり四季の森忍術道場は忍びたちのパワースポットと言えよう。そしてパワーパーソンの佐助さんまで鎮座していました。
(今回はスタッフに徹して打たないとのことでしたが・・・残念)
競技は
10打の練習→審判に礼・的に礼→九字→5打×2回
という流れです。
人前での九字切りも本当に久々で震えた。
道場の皆様に見守られながら・・・エイッッ!!

結果は、礼法50点+打点50点(10点と40点に的中)
合計100点でした。
【今回の手裏剣打ちの自省】
毎度のことながら、一瞬で10枚無くなった・・・。私の癖は「緊張する~~とにかく早く終えたい!!」という気持ちに負けて、意図せずパッパッパッ!と打ってしまうところ。得点的にはたまたま良く作用する場合もあるけど、こんな風にアタリハズレを楽しむガチャガチャ感覚で打っている限り、納得のいく形では終われずに、打った後にはいつもちょっぴりモヤつき続けることになる。得点の先にある「手裏剣打ちから何かを得る」という域に行きつくことはないだろう。
手裏剣大会に参加する限り楽しいことは確かだけど、今後、自分にとって楽しむベクトルをどのように向けていくのが良いのか・・・。
何はともあれ、心身が緊張状態に置かれる感覚は大変久々で、ほんとうに心地よいひと時だった!
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手裏剣の後は、道場名物の「まとやきいも」をいただきました。

練習で朽ちたまと板のお焚き上げ供養を兼ねている。
この煙にあたれば、手裏剣の腕も上がるかも?

ホクホク美味しい「まとやきいも」!
食べれば、手裏剣の腕もあがるかも?
久々にお会いしたぶどうさんもお元気そうでなによりでした。
大内さんからは「火渡りでスネ毛が燃え散ってツルツルになった話」などを聞きつつ、焚火にあたりながら、まったり。

大内さんの一部ツルツルの生足。誰得ショットof the year

「忍者めし」新味や甘いミカンなどもいただいて、
最後にはすっかり「ただ焚火にあたりながら食べ物を貪っている人」になってしまいましたとさ。
次々と競技に参加しにくる四季の森の道場生の方々、しっかり稽古の成果を出されていて、やはり高得点に次ぐ高得点…これからのご活躍を期待するしかない手裏剣エリートたち…まぶしい… 妬み心は綺麗に浄化されました。得点に関わらず誰もがまっすぐ気持ちよく手裏剣と向き合っている印象で、その輪に触れられたのは得難いことでした。


四季の森のみなさま、柔兵衛先生、ありがとうございました!!
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なんとこの大会、スイスの道場とも連携して開催されたとのこと。
大人・子どもあわせて15名ほどの参加があるそうな・・・
海外の方ともこの大会を通じて手裏剣の腕を競えるなんて、熱い!
ワールドワイドでNINJOYできる、素晴らしい架け橋!四季の森忍術道場手裏剣打大会2020!!
結果は如何に・・・!?
http://yamatoryu.daa.jp/shuriken_2020/
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コメント
お疲れさまでした。
焼き芋美味しかったですね。
忍者界の有名人に出会えてハッピーでした。
ちなみに私は菱の実の代わりに、こんぺいとうを
撒き菱にすれば・・一石二鳥と考えております。
刺さらないけど・・
投稿: 月影 | 2020年12月 8日 (火) 11時59分